ハリー・ディーン・スタントン
(1926年生まれ:99才)

出身地 : アメリカ/ケンタッキー州 ■第二次大戦中は海軍に従軍して沖縄に上陸。除隊後ケンタッキー大学に入学して演劇サークルに参加。その後カルフォルニアへ渡りパサディナ・プレイハウスで本格的に演技を学ぶ。やがてLAに移り56年に「ララミー砦の反乱」で映画デビュー。西部劇や戦争映画に出演作を重ね、70年代に入ってから「デリンジャー」、「さらば愛しき女よ」、「ミズーリ・ブレイク」、そして「エイリアン」などで次第に注目を集めた。しかし一貫して寡黙で笑顔を見せない脇役を飄々と演じ続け、その性格俳優ぶりは徐々に映画界に浸透していき84年の名作「パリ、テキサス」で開花することとなった。私生活ではウォーレン・オーツやピーター・フォンダ、そしてペキンパーなど交流を重ね、彼らをモンタナの山里に住ませるきっかけを作ったのもスタントン自身だと言われている。