ジョン・ヴォイト
(1938年生まれ:87才)

出身地 : アメリカ/ニューヨーク州ヨンカーズ ■本名はJonathan Voight。父はプロゴルファー。NYのカトリック大学で舞台美術、演出、演技を学んで60年に卒業。その後地方の舞台に立ちNYに戻って演技コーチに指導を受ける。やがてオフ・ブロードウェイを経て『サウンド・オブ・ミュージック』でブロードウェイ・デビュー。67年に出演した芝居でシアター・アワード賞を受賞した。それをきっかけにTVへの出演も多くなり、ハリウッドに渡って67年に「墓石と決闘」で映画デビュー。その2年後、「真夜中のカーボーイ」でテキサスから夢を追ってやってきた青年ジョーを演じ、病弱な相棒ラッツォを演じたダスティン・ホフマンと共にアカデミー主演賞候補となった。惜しくもその栄冠はジョン・ウェインのものとなったが、ヴォイトはNY批評家賞を受賞して一躍注目を浴びる事となった。その後、「帰郷」と「暴走機関車」でアカデミー主演賞のノミネートされ前者で受賞。出演作を重ねる毎に演技の幅を広げて実力を発揮、95年の「ヒート」あたりからは演技にも深みを増し……と思いきや、「Uターン」や「アナコンダ」では怪演を見せるなど、その芸風は留まることを知らずに今尚活躍を続けている。62年にローリー・ピータースと結婚するが5年後に離婚。73年に再婚して一男一女をもうけるも78年に離婚している。息子ジェームズは助監督となり、娘のアンジェリーナは女優となって大活躍を続けている。