フィリップ・シーモア・ホフマン
(1967年生まれ:58才)

出身地 : アメリカ/ニューヨーク州フェアポート■1967年、ニューヨーク州に生まれる。高校時代に演技に目覚め、卒業後はニューヨーク大学のティッシュ芸術校に進学、演劇を専攻する。同校を89年に卒業、以後舞台を中心に活動する。91年のインディ作品「トリプル・ボギー」の端役で映画デビュー。翌92年にはダイアン・レイン主演コメディ「マイ・ニュー・ガン/あぶない若妻」でメジャー作品への出演を果たす。同じ年、アル・パチーノ主演ドラマ「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」にも出演、ハリウッドでも徐々に頭角を現わしていく。その後は、「男が女を愛する時」「ゲッタウェイ」「ツイスター」などメジャー作への出演を重ねる。とくに「ハードエイト」に続くポール・トーマス・アンダーソン監督作品への出演となった「ブギーナイツ」での演技が高く評価され、以降は「ハピネス」「マグノリア」「25時」「コールドマウンテン」など数々の話題作に出演、そのつど印象的な演技を披露し演技派俳優としての評価を高めていった。05年には自ら初の製作総指揮も務め、作家トルーマン・カポーティの伝記映画「カポーティ」に主演、その鬼気迫る演技が各方面から絶賛され、アカデミー賞をはじめその年の主演男優賞をほぼ総ナメにする大活躍で、“名脇役”の枠を越え、一流ハリウッド・スターへと大きな飛躍を遂げた。