
時速50マイル以下になると爆発する路線バスをメインに、爆弾魔とSWAT隊員の攻防をノンストップで描くジェット・コースター・アクション。次々起きる危機また危機とその解決手段がゲーム感覚で展開されていく様は、“秒刻みのクリフハンガー(スタローンの映画の事ではない)”とでも呼ぶべき映画的興奮に満ちている。余計なキャラクター描写を極限まで切り詰め、過去のアクション映画のエッセンスを凝縮させた脚本のG・ヨスト、撮影監督の経験を活かしビジュアルで語る事に徹底したJ・デ・ボン、二人の“新鋭”の果たした功績はあまりにも大きい。