
「ドラッグストア・カウボーイ」、「マイ・プライベート・アイダホ」に続くガス・ヴァン・サント監督の第3作。人一倍大きな親指を持って生まれてきたシシーは、史上最強のヒッチハイカーとなり、自由を求めてアメリカ全土を縦横無尽に動きつづける。やがて彼女は自然と共存しているカウガール達や、チンクと呼ばれる洞窟暮らしの賢人と出会うことで、精神の自由と真実の愛に目覚めてゆく。ユマ・サーマンやキアヌ・リーヴス等の役者はいいものの、話のテンポが悪く、「ドラックストア〜」や「〜アイダホ」に比べると同じ監督が撮ったとは思えない程退屈な作品。