
本作で脚本も手掛けているクリス・ヴァー・ヴェル監督の劇場デビュー作。サスペンスやロマンスの要素を織り交ぜつつ、セリフや映像として過去の名画の引用を随所にちりばめるなどファン心理をくすぐる遊び心満載の異色犯罪コメディ。出演は「トゥルー・ロマンス」のクリスチャン・スレイター、「ギャラクシー・クエスト」のティム・アレン、名優リチャード・ドレイファス、「アリーmyラブ」のポーシャ・デ・ロッシ。
場末のホテルの一室、トレバー・フィンチは、彼を捕らえた殺し屋、毒舌ジムに自身の物語を話し始める。無類の映画フリーク毒舌ジムを前に窮地を脱する為にはそうするしかなかった……。フィンチは刑務所で知り合ったマイコーと脱獄し、過去にマイコーが盗んだ大量のダイヤの隠し場所に行こうと計画していた。フィンチはマフィアに既に殺されたクレティス・タウトという男になりすますが、実はまだタウトを狙っているマフィアの殺し屋がいた。マイコーは一人娘テスとの再会直後、マフィアに殺される。フィンチはなんとかテスからダイヤのありかを聞き出すのだったが……。