
ラテンアメリカ文学の巨星、ガルシア=マルケスを父に持ち、デビュー作「彼女を見ればわかること」で世界的に注目を集めた新鋭監督ロドリゴ・ガルシアの長編第2作目。10人の女性たちがそれぞれの自宅でカメラに向かい自らの恋愛体験を赤裸々に告白するだけの限りなくシンプルな構成で綴る10話のラブ・ストーリー。
第1話「再会」——友人たちと映画館で並んでいて、突然、昔のボーイフレンドから声をかけられた。懐かしさが蘇る。相手は、明朝、この町を出る前に電話したいといってくるが……。第2話「初体験」——彼の母が留守中に体験した初めてのセックスは、ときめきで始まった。ことが終わり彼の寝顔をながめていると、急に嫌悪感が襲ってきて、なぜか亡き母を思い出した……。第3話「ブラインド・デート」——友人夫婦に紹介されたラテン男とのデート。期待で胸を膨らませて約束のデリに出向くが……。ほか10人の女性が語る10話の愛の真実。