
ある悲しみを抱えた家族の再生を描くヒューマン・ドラマ。アメリカ現代文学の巨匠ジョン・アーヴィングが自らの自伝的要素を反映し書き上げたベストセラー『未亡人の一年』を原作に、その前半部分を映画化。監督は、アーヴィング自身が認めたという新鋭トッド・ウィリアム。主演は「シービスケット」のジェフ・ブリッジスと「セルラー」のキム・ベイシンガー。
海辺の家に住む著名な児童文学作家テッド・コールとその妻マリアン。4歳の一人娘ルースとともに裕福で何不自由ない生活を送り、幸せに見える2人。だが、マリアンは数年前の或る事件以来、心を閉ざしていた。そして夫婦はダウンタウンに新しく部屋を借り、その部屋と自宅を一日おきに交代で寝泊まりするという奇妙な別居生活を始めるのだった。その夏、テッドは作家志望の高校生エディを助手として雇う。憧れの作家に会えると期待に胸を膨らませてやって来たエディは、出迎えた美しいマリアンに一目惚れするとともに、少しずつ一家の悲しい過去を知っていくのだった…。