シェイクスピアによる戯曲を、豪華キャストで映画化した一作。ドジな妖精・パックが魔法の“惚れ薬”を誤用してしまったのがきっかけで、恋に悩む人間たちから妖精の女王までをも巻き込んだ恋の狂騒曲が展開されていく。既に何度も映画になっている題材ながら、本作では“自転車”を小道具として利用し、物語のアクセントとしている点がポイントだ。登場人物達は一様に露出度が異常に高く、何ともエロティックなお伽話に仕上がっている。