いわずと知れた名作「若草物語」の4度目の映画化。戦地に赴いた父が不在のマーチ家で、母のもとで暮らす四人の姉妹。物語は彼女達のときめき、戸惑い、夢に生きる毎日、そしてやがてそれぞれの人生に翻弄されてゆく姿を、叙情的に、かつ新鮮に描いてゆく。古典的な作品といった感じはなく、新鮮で、素直に感動できる傑作である。特に、W・ライダー、T・アルヴァラードが素晴らしい!「キリング・ゾーイ」で個性的な狂気の演技をしていたエリック・ストルツが脇で好青年を演じているのも見どころ。