
ある殺人事件の容疑で死刑の判決を受け、投獄されたてしまった黒人青年ボビーは、8年後偶然同じ刑務所の中で真犯人と出会う。彼は無実の罪を晴らす為、大学法学部教授のポールに一通の手紙を書く。調査に立ち上がったポールだが、調べて行くうちにこの事件の背景に隠された謎の存在に気づいていく……。次々と予想を裏切って二転三転と展開する巧妙なプロットはお見事。話のテンポも良く、飽きさせない構成にはなっているものの、目新しさが余りなく、ちょっと物足りない感じもある。しかしながら、コネリーの演技は勿論の事、フィッシュバーンの“観客を騙す演技”は素晴らしい。また狂気的な囚人役を演じていたエド・ハリスもGOOD!