
うつ病に悩まされ不安と絶望感に苛まれながらも、やがて自らを受け入れ生きていく覚悟をすることで現状を克服していく女性の姿を描いた青春ドラマ。作家エリザベス・ワーツェルの自伝小説を映画化。監督は「不眠症 オリジナル版 インソムニア」のエーリク・ショルビャルグ。主演はクリスティナ・リッチ。共演にジェシカ・ラング。原題にもなっている“プロザック”とは、現在広く処方されている抗うつ剤のこと。
1986年。教育熱心な母のもとで育ったリジーは、晴れてハーバード大学に入学。彼女は才能のあるライターとして将来を嘱望されていた。母の過度な期待や音信不通の父との関係、そして以前から悩まされているうつ症状など、精神的負担を抱えるリジーだったが、ルームメイトのルビーと仲良くなり、ローリング・ストーンズ誌から執筆を依頼されるなど大学生活を順調に送っていた。しかし、ふとしたことからルビーとの友情が壊れてしまう。さらに、父の突然の訪問がそんな彼女に追い討ちを掛ける。不安定さを増したリジーは次第に情緒不安定に陥っていく…。