
殺人蜂“キラービー”による恐怖を描いた昆虫パニック映画。今までに何本か作られ、そのほとんどがくだらない物となっていた(詳しくは「スウォーム」の項参照)“蜂物”の中ではマシな方で、TVMにしてはなかなかの健闘をみせた。南米から北上するキラービーの大群。その通過地点にあるカリフォルニア州の田舎町ブロッサム・メドウがキラービーによる襲撃を受ける。次々に避難する住民たち。果樹園を営む主人公一家もそんな中にあった。しかし、蜂たちにより友人を失った少年が一家の息子を連れて巣の群れを攻撃。襲いかかる蜂たちによって孤立無援と化した一軒家を舞台に一家は蜂たちの襲撃を受けることになる。一軒家での蜂たちとの攻防とスケールの小さい話ではあるが、演出がしっかりしているのでそこそこには楽しめる。が、結局は、何の解決も無いまま逃げ惑っていただけでそれ以上の盛り上がりは無い。