
同じシチュエーションで始まる、一人のヒロイン、メリンダの、二手に分かれた運命が交互に語られていくラブ・ストーリー。かたや悲恋の物語、かたやハッピーエンドのラブ・コメディという対照的なストーリーがウディ・アレン監督の手による巧みな構成で綴られてゆく。主演は「ネバーランド」のラダ・ミッチェル。
マンハッタンのとあるレストラン。一人の劇作家が仲間を前にある議論をふっかける、“人生は悲劇か、それとも喜劇か?”と。やがて彼らは、ワケありの美女メリンダの2つの運命を語ることで、互いの意見を戦わせていく——。ある日、ローレルとその夫で俳優のリーが、プロデューサーのご機嫌を取ろうと催したホーム・パーティに、彼らの古い友人であるメリンダが突然押し掛けてくる。彼女の様子からすると何か深刻な事情がありそうで…。一方、喜劇バージョンでは、映画監督スーザンとその夫で失業中の俳優ホビーが開いたパーティに同じように飛び込んできた彼女だったが…。