
主演のウーピーの白人との融和的姿勢が出たロマンチック・コメディで、相手役のダンソンとは実際に一時恋愛関係になった。ウーピーは“バック・トゥ・アフリカ”を唱える、アフリカ関連書籍やグッズのショップ・オーナー。やり手の中古車店主ダンソンは、人工授精で産んだ彼女の娘の父親(精子提供者)かも知れない……、という間柄で、二人は町全体を巻き込んでのドタバタの末、子供への愛情をかすがいに結ばれる……という内容。マッチョな単細胞で情にもろい、典型的ヤンキーをダンソンが好演し、彼が作らせる一連の店のCM撮りが爆笑のアクセントになっている。彼が「テンプルちゃんの小公女」を見ながら父性愛に目覚める場面もケッ作。